宣言の解除はワクチン接種と変異型のせめぎあい・・・(2021年5月29日)

緊急事態宣言の再延長が決まる過程で分科会ではどんな議論があったのでしょうか。
そして、どうなったら解除されるのかについて政府分科会のメンバー小林慶一郎さんにお話を伺います。

●「宣言」の効果について

(高島)
東京都の感染者数は減少傾向にはあるようですが、7日間平均で571人と高い水準ではあるわけです。
緊急事態宣言の効果どうご覧になっていますか?

(小林さん)
減らす効果はあると思うが顕著には減ってない。国民の我慢で感染症を減らすという戦略がかなり限界にきているということだと思うんですね。
皆さんコロナ疲れになっている。そして、飲食店などは経営が限界にきてるということでなかなか時短も続けられないということ。
もう1つは、変異ウイルスが流行っており、感染力が強いので下げ止まってしまってあまり減ってこないという状況が生まれているんだと思います。

●「再延長」の決定までにどんな議論があったのか

(高島)
延長に次ぐ延長でもなかなか減ってこないわけですけれども、
もっと減らすためにはこういう対策が必要だという具体的な議論というのは出てきたんでしょうか?

(小林さん)
学校や職場に検査を拡充していこうというようなこと、水際対策を強化するというようなことはこれまでも何回も分科会の場で議論をしてきたことなんですね。
今回その検査などについては、関係各省のいろんな調整をして、ようやく基本的対処方針にしっかり書き込むということができましたので一歩大きな前進が見られたということだと思います。

(高島)
関係各所の調整というのは、具体的にどんな調整がなされたんでしょうか?

(小林さん)
例えば、大学や職場の検査をやろうとすると、保健所が誰に検査すべきかと調査して決めなければいけないということがあったわけですが、今回なるべく簡単なやり方で、保健所の負担をなくして職場のお医者さんたちがすぐに即座に決められるような簡単な手順で迅速にやっていこうと、今回書き込んだという事になってますね。

(高島)
菅総理は、「専門家の意見を伺った上で決定する」と何度もこの言葉を繰り返されたわけですが、どうしてすぐに意見が取り入れられないものなんでしょうか?

(小林さん)
例えば検査であれば機械が足りなかったとか、人が足りないっていうそういう現実的なハードルがあるわけですね。
また専門家の中にも検査に対して慎重な意見というのは結構強くありましたので、一部の意見だけで走るということができなかったということ。
それから、先ほどの保健所の話のように仕組みがうまく整っていないために、お金をつけてもなかなか早くは実現しないというようなこともたくさんあると思います。
それでも、1年かけてなんとかここまで進んできたと。
最初は1日1万件も満たないようなPCR検査量だったが、今は1日20万件できるようになりました。
そういうことでゆっくりではあるんですが進んでいるということだと思います。

(高島)
水際対策について。
インドなどからの入国後の待機期間を6日から10日間に延ばすということで強化したわけですが、十分でしょうか?

(小林さん)
10日間に強化したというのは、これは非常に高く評価していいことだと思います。
ただ、対象国がインド周辺の6か国ということなんですが、インド型変異株はもっとほかの国、例えばイギリスなどでも流行してますので、10日間の停留措置の対象国をもっと迅速に増やしていかないと日本への侵入をなかなか止められないということになりますので、政治的なリーダーシップで早く水際の強化対象国の拡大ということをやってもらいたいと思います。

●「宣言」を解除するには?

(高島)
尾身会長は水曜日、解除の目安について、分科会のメンバーの多くは「ステージ2が望ましいと思っている」とおっしゃっています。
ステージ2とは、東京だと1日300人未満ということですが、分科会では解除についてどのような議論がなされましたでしょうか?

(小林さん)
基本的対処方針ではステージ3で解除するという話があった。
そしてステージ2になるまで、必要な対策を続けていくということが書かれているんです。
ですからこのステージ3で解除というのがそのままでいいのかどうか
もっと強化しなければいけないのではないか、という議論もありました。
またワクチンの接種が進むことによって、その感染者の数が減らなくても重症者の数が減れば医療のひっ迫は防げるかもしれません。
そういう場合は解除できるのではないか、というような議論もあったと思います。

(高島)
となると、感染者がグッと急激には減らなくてもワクチンが行き渡っていれば解除する可能性というのはあるということでしょうか?

(小林さん)
ワクチンが高齢者などに非常に行き渡っていて重症者が減っている、
そして医療のひっ迫がなくなったということになればそういう可能性はあると思います。
ただし、今は変異株が増えてきております。
インド型の変異株も国内で増えてきてますので、変異株が増えるとやはり解除をしにくいということになる。
そうするとワクチンが早いか、それとも変異株のまん延が早いか、
このせめぎ合いでこれからが決まってくるということなのではないかと思います。

●東京オリンピックについて

(高島)
緊急事態宣言の期限6月20日からオリンピックの開会式までおよそ1か月しかありません。
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コメント

  1. 十兵衛柳生 より:

    プロ野球ドームを全部ワクチン接種会場にしろ、ワクチン打ったら接種者に1,000円の商品券を配れ!

  2. ブラザーBrother より:

    オリンピックをさっさと中止にしろ

  3. 新時代生き方 より:

    悲しいですが、来月からオリンピック開催で、東京は大混乱になりますね。

  4. 自民党 より:

    何回選挙やっても議席はかわらん

  5. 大日本皇国 より:

    ベトナムではインド型とイギリス型が合体した変異株見つかってるしなあ

  6. Michael J 【2015年登録】 より:

    聞いてくれ、最新のヤフーニュースで今度はイギリスとインドのハイブリッドの「ベトナム株」が発見されたとのことだ。俺の言った通りになったろ?

  7. mamama より:

    登場人物、全員アホやな。

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