“酒解禁”に追われる飲食店 「制限付き」に疑問も(2021年9月30日)

 19の都道府県に出されている「緊急事態宣言」が、30日いっぱいで解除となります。東京都は、感染対策の徹底などの認証を受けた飲食店に限って、酒類の提供を認めますが、一部の店からは疑問の声が上がっています。

■“酒解禁”に追われる飲食店

 東京・墨田区の「麦酒倶楽部ポパイ」では、都の認証を取得しているため、来月1日からアルコールの提供ができるようになります。現在、提供再開に向けて急ピッチで準備を進めているといいます。

 緊急事態宣言の全面解除を前に、29日、都内の飲食店は準備に追われていました。

 「麦酒倶楽部ポパイ」代表取締役・城戸弘隆さん:「ビールの発注。食材の発注からキッチンは仕込みもありますので。そういった感じで、準備がバタバタとしている感じです」

 クラフトビールが売りのこの店では、通常70種類以上の中から飲みたい1杯を選ぶことができます。宣言解除後の予約が次々と入るなか、“ある問題”が・・・。

 実は、「クラフトビール」の用意が間に合っていないというのです。

 城戸弘隆さん:「きょうも朝、酒屋さんから電話あって。注文したビールがないと。緊急事態宣言中は取っておいたんだけど、もう駄目になっちゃったんで。それは発送できないんで」

 およそ3カ月ぶりの急な発注となったため、業者の準備だけでなく、自社工場の製造も間に合わず、来月1日は多くて40種類ほどしか用意できないといいます。

 さらに、東京都から受けている、様々な要請。営業時間は午後9時までで、酒類の提供は午後8時まで。また、1テーブルには4人以内とすることなどが求められています。

 城戸弘隆さん:「この緊急事態宣言中で、開けていた店と、我々みたいに開けてない店とあるじゃないですか。そうすると、どうしてもお客さんは、開けている店に流れていく。なので、こっちに戻ってこないんじゃないかっていう不安もある」

■“宣言中”から酒提供の店は・・・?

 29日、都内で確認された新規感染者は267人と、4日連続で300人を下回りました。また、重症者は998人で、およそ2カ月ぶりに1000人を下回っています。

 感染者が減少するなか、アルコールの提供再開の時を心待ちにしている飲食店。
 
 一方、“宣言中”から酒類を提供していた店は、今回の段階的緩和をどう受け止めているのでしょうか?

 焼肉板門店・木戸大碩オーナー:「6月1日から昼11時30分~夜10時まで、酒類の提供ありの状態で営業しています」

 当初、都の要請に従い、酒類の提供を自粛していた、この焼肉店。しかし、売り上げが落ち込んだことから、店や従業員を守るため、6月から酒類の提供を始めました。

 今回の宣言解除後も都の要請には応じず、午後10時まで酒類を提供しつつ営業を続けるといいます。

 焼肉板門店・木戸大碩オーナー:「(酒類は)午後8時までの提供で、午後9時閉店というのは時間が短い。ちょっと遅めに、仕事が終わる方も多いですし。今のところは、要請に従う予定はない。
[テレ朝news]

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